移住ブロガーのKTRです!
今日は奇跡の復活を遂げた事で全国的に有名な油津商店街の仕掛け人。木藤亮太さんが商店街の説明をしているとの事だったので、これは面白そうだと思い早速参加してきたぞ!
日南市の奇跡と呼ばれる油津商店街とは?
ずっとシャッター商店街だった街を復活させるべく、行政が仕掛け人を公募。
油津商店街復活に抜擢されたのが、自治体のコンサルタントをしていた木藤亮太さん。
木藤さんのミッションは「4年で20店舗をテナント誘致すること」
自身も油津応援団という会社を設立して、融資を受け商店街の珈琲店をリニューアルオープンさせる覚悟が共感を呼び商店街の復活に向けて周りも巻き込んで地域を活性化。
結果として見事に商店街が復活したという商店街だ。
油津商店街については本当に書ききれないストーリーが沢山あるのでもっと知りたい方は、こちらの記事を読んでみて欲しい。
商店街の概念にとらわれない。シャッターが閉じた油津商店街、再生の軌跡
Areal Japan:https://www.areal-japan.jp/article/detail/35
印象深かった湯浅豆腐店の店主さんの言葉

視察中に商店街のストーリーを聞きながら何店舗かお店を回ったのだが
特に興味深かったのは、湯浅豆腐店の店主さんの言葉
「店やるのは覚悟が必要なんだ」
ご主人は元々豆腐を大きなスーパーに卸していて、不自由なく暮らしていけたが
自分の好きな形を追い求めると良い素材を使った豆腐に行き着いた。
しかし、当時卸していたスーパーに新商品の話を持っていくと
「割高な豆腐は売れない」と断られてしまったという。
どうしても自分の納得する形で豆腐を作ってお客さんに食べて欲しい。
という思いから、豆腐の卸しをやめて、豆腐屋さんが街に一軒もないような田舎に移住して豆腐屋をやろうと思った矢先に、油津商店街が復活すると聞き移住をやめて油津で店をやることを決意したという。
木藤さんも後から話していたが、油津商店街の店舗誘致に関して、一番早く店を出してくれたのが湯浅さん。
湯浅さんがお店を出してくれたのが大きかった、ここから一気に商店街は加速していったと話していた。

湯浅豆腐店の一押し商品は、豆腐のプリン。
お客さんの声から生まれた商品で、黒蜜をかけて食べる。新感覚豆腐スイーツ。
東京育ちの嫁も太鼓判を押していたので、スイーツ好きな女子でも満足できる事に間違いないだろう。
油津商店街を訪れたら食べておきたい一品だ。
湯浅豆腐店:http://www.inseason.jp.net/shop/201504/
他にも東京のIT企業が商店街の中にオシャレなオフィスを持っていたりと新しいものと古いものがミックスされた、新しいけどどこか懐かしいそんな商店街になっている印象を受けた商店街だった。
油津商店街の視察を経験して
商店街を案内してもらって感じた事は、人の思いが覚悟を通して伝わって、そこに街ができたという事実が大きな衝撃だった。
木藤さんは1番最初に会社を設立して融資を引いた。
つまり自分自身で借金をして何もない商店街の珈琲店を再生した。ここで人々に覚悟が伝わり、どんどん良い連鎖が集まって一つの集合体が形成されたと話している
油津商店街には現在も様々な人が集い続けている。
視察のあとに、ゲストハウスfanで店長の交代式があったので参加させてもらったのだが、
地元の商店街の人、
沖縄の歌を歌うお姉さん、
東京のIT企業の社員さん、
視察にきていた行政関係の人
学生さん
それに日南市の市長。
本当に多種多様な生き方をしている人が乱雑に入り乱れていた。
入り乱れているのに不思議とちゃんと調和している不思議な空間。
それが油津商店街の縮図のような気がした。

油津商店街にあるゲストハウスfan:http://fan-aburatsu.com/
この記事のまとめ
地方創生に定義はないけれど、1つの形の地方創生を体験することができた
仙台というそれなりの都会から、移り住んできて地方の新しいあり方について考えさせられた貴重な経験だった。
もし地方創生に興味があるのなら、日南市の油津商店街は見ておくべき場所の一つだろう。
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